東京大学 総合文化研究科 言語情報科学専攻
大石和欣研究室

自己紹介

私の主な研究は、18世紀から19世紀にかけてのイギリスの文学を中心とした言説を文化や思想、社会の動きの中に位置づけながら、その歴史的意義を問うものです。ロマン主義が主な専門領域ですが、18世紀の哲学・思想から、ヴィクトリア朝の社会や文化に関わる事項まで射程を幅広く広げて研究しています。

研究テーマも複数追究しています。「共感(sympathy)」や「博愛(philanthropy)」といった慈善や公共善に関わる思想・概念、あるいは感情が18世紀から19世紀にかけてのイギリスでどのように展開していったのかを、文学を中心とした言説から解きほぐすのがメイン・テーマです。その一方で、この時代のロンドンの建築物や都市としての発展に関わる問題を探究したり、農業やエコロジーといったテーマからイギリス近代の文学に切り込んでいます。最近は比較文化・比較思想の視点から、ラフカディオ・ハーンによる日本に関する記述の中に、イギリス・ロマン主義文学や19世紀の思想の残響を探し始めています。

イギリスは日本と同じく奥が深い歴史や文化を湛えた国です。その文学作品もまた読むたびに新しい側面を見せてくれます。折り重なった言葉と時間の襞をひとつひとつひもときながら、その深みを湛えた魅力を伝えられればと思っています。関心を抱いた学生さんがいたらぜひ授業にお越しください。

専門分野

  • イギリス・ロマン主義の文学とその時代
  • 18〜19世紀のイギリスの文化・社会・歴史

学歴

  • 1986年3月 静岡県立袋井高等学校卒業
  • 1987年4月 東京大学文科III類入学
  • 1991年3月 東京大学文学部第3類(語学文学)英語英米文学科卒業
  • 1991年4月 東京大学大学院人文科学研究科英語英文学専攻修士課程入学
  • 1994年3月 同修了
  • 1994年4月 東京大学大学院人文研究科欧米系文化研究英語英米文学専攻博士課程入学 [1996年4月~1999年3月は休学]
  • 1995年10月 英国オックスフォード大学大学院英文科修士課程(M.Phil)入学
  • 1997年6月  同修了  (M.Phil Honours with Distinction)
  • 2000年3月 東京大学大学院人文研究科欧米系文化研究英語英米文学専攻博士課程 単位取得満期退学
  • 2002年8月 英国オックスフォード大学大学院英文科博士課程(D.Phil)修了

職歴

  • 2000年4月~2002年4月 日本学術振興会特別研究員(PD)[所属 日本女子大学]
  • 2002年5月~2006年3月 放送大学教養学部助教授
  • 2006年4月~2009年3月 同准教授
  • 2009年4月~2015年3月 同客員准教授
  • 2009年4月~2012年3月 名古屋大学大学院文学研究科准教授
    兼任 同グローバルCOEプログラム事業推進者
  • 2012年4月~2017年9月 東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻准教授
  • 2017年10月〜   同 教授
  • 2015年9月〜    東京大学運動会剣道部副部長
  • 2019年3月〜2020年3月 同研究科附属国際日本研究機構長
  • 2020年4月〜2022年3月 同研究科副研究科長
  • 2022年4月〜 同研究科附属駒場アカデミック・ライティング・センター長
  • 2023年4月〜  (兼担)同研究科地域文化研究専攻
  • 2018年4月〜2016年3月 慶應義塾大学文学部 兼任講師
  • 2015年4月〜 慶応義塾大学大学院文学研究科 兼任講師
  • 2019年4月〜 放送大学教養学部客員教授

《学位》

  • 1991年3月 学士号(東京大学)
  • 1994年3月 修士号(学術・東京大学大学院)
  • 1997年6月 M.Phil (The University of Oxford) with Distinction
  • 2002年8月 D.Phil (The University of Oxford)

所属学会等

  • 日本英文学会
  • 日本18世紀学会
  • ヴィクトリア朝文化研究学会
  • 都市史学会
  • 日本イギリス哲学会
  • 東京ラスキン文庫
  • 文化遺産信託研究会
  • イギリス女性史研究会